Mar. vol.3
| ご挨拶 | 今月の一枚は、川連こけし (秋田川連・高橋雄司 作)
http://www.tokyo-kokeshi.jp
こんちは。
舛本でございます。
今回は、こけし。
東北地方をロケしていると、駅や国道沿いの道の駅など、いろいろな場所でこけしに出会えます。
お店の片隅で、お菓子やその土地の名産品の間から、こちらにやわらかな視線をくれるのです。
やさしい顔、おかしみのある顔、切長のつんとした顔、表情豊かなその顔たちが見たくて、ついつい店をくるくる回る。
ここにはどんなこけしさんがいるかなと探している、そんな時間が好きです。

こけしのはっきりとした起源はわかっていないとされています。
江戸後期頃、庶民の間で空前のお伊勢参りや金毘羅参りがブームになり、その土産品として、厄除け・縁起物とされる
「赤物」と呼ばれる玩具が盛んに売られたそうです。

ときを同じく東北地方でも湯治文化が浸透し始めました。
農閑期に温泉に入って体を癒すことが田畑の再生にもつながるとされたようです。
御利益を得るために温泉地には、多くの湯治客が訪れたそうです。
そこで、厄除・縁起物・土産として、赤物のような玩具が望まれるようになり、
木地師(ロクロを使って皿・椀・お盆などを作る工人さん)が作っていた、子供用の人形木地玩具に彩色し販売したのが、
こけしのはじまりではないかといわれています。
多くのこけしの産地が温泉地や奥羽山脈沿いにあるのも納得できますね。
こけしの、形・顔が様々あるのは、その地域ごとに、もともと根付いている同祖神や人形玩具や言い伝えなどが 複雑に絡み合った結果、各地域独自のこけし文化として発展していったようです。
ほんとうに、さまざまなお顔と形があるので東北に行かれた際は、ぜひチェックしてみてください。

中ノ沢系こけし。
土湯系こけしに分類されていたものが、平成30年に新しく12系統目として認められたとか、
こけし界では珍しい男の子。オススメです!

先週、岩手ロケから帰京する際の駅のホーム。
家族や友達に見送られながら電車に乗り込む若者たちの顔がとても眩しかったです。
春ですね。
home  instagram